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人生最大の危機

7月28日の23時頃、私が会社で仕事をしていた時の事だった。
突然会社の火災報知機が鳴り出した。
私もみんなも最初は誤作動かと思った。
そのとき私はウケを狙うつもりでかばんや食料などを持って逃げる準備をしていた。
ところが、非常階段付近にいた人が“焦げ臭いにおいがする。”と言ってきた。
ベランダに出ていた人も“燃えてる。”と言ったので、これは本当の火事だと思い、みんなは避難することに。
私は既に逃げる準備をしていたためか、早いうちに避難することができた。
会社はビルの9階にあり、そこから非常階段で降りる事にした。
降りていくうちにだんだん煙が濃くなっていき、目や呼吸器官にかなりの刺激を感じた。
“もしかしたら、私はこのガス(煙)で死ぬのでは…”そう思い私は息を止めて降りていたが、耐え切れず何回か息継ぎをした。
“まだ1階じゃないのか…”と思いながら私は体が思うように動かない状態である中、必死に非常階段を降りた。
(体が思うように動かない理由は後日書く予定)
そして、なんとか全員無事にビルから脱出できた。
先にエレベータで降りていた人も何人かいたが、その人も1階に着いて扉が開いた時に、“ガス(煙)で死ぬかとおもった。”と言っていた。

火元は、地下1階のレストランバー(たしかそうだったと思う)であり、そこの中は、黒い煙で中が全く見えない状態だった。
みんながビルの外に出た頃、消防車が数台駆けつけた。
同僚から火事の知らせを聞いた上司も駆けつけ、“電話かかってきて、かなりでかい声で(咳き込みながら)‘ビルが火事です!’と言ってたから10分、いや5分もしないうちに飛び出してきた。”とのことだった。
会社が心配である上、会社には自前のノートパソコンも置いてあったということも理由のうちの1つだろう。
と、そのとき、“なんだ、ありゃディズニーランドか?”といった人がいた。
何を見て言ったかというと、ホースを現場まで延ばしてくるための電動カートのようなものだった。
みんなはなぜかあれが気に入ったようで、なかには“あれほしいな…”と言った人までいた。

その後、無事鎮火した。
担架で人が運ばれたところを見かけなかったことから、幸いけが人はいなかったものとおもわれる。

そして更に十数分後、安全確認が取れた後、私達は会社に戻った。
幸い会社の中は何も被害はなかったようだ。
エレベータに乗っていたとき、同乗していた人が“次は地震かな…”“それ、本当に起こりそうだな…”と言っていた。
確かにいつ本当に起こってもおかしくないだろう。

そして、みんなは何事もなかったかのように仕事を続けている。

それにしても、爆発がおきなかっただけまだよかった方ではないか、と私は思った。
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by utmich | 2007-07-29 02:45 | 出来事

F1ヨーロッパGP

私は今回あることが心配だった。
それは、予選中にクラッシュして病院送りになったMcLarenHamiltonが決勝レースに出られるのかということだった。
もし出られなかったら、デビュー戦以来続いていた連続表彰台の記録が9で途絶えてしまうことになるからである。
だが、FIAから出走許可が降りたため、まずは一安心した。
それにしても、最近大きなクラッシュが多いような気がする。

さて、現地はスタート直前に小雨が降り出してきた。
決勝直前ということで、雨用のタイヤに履き替えてスタートすることはできず、履き替えるには一度ピットインしなければならない。
ちなみに全員ハードタイヤでのスタートを選んだ。
フォーメーションラップ開始直前、3分後に雨が降り出すと予報された。

フォーメーションラップ終了間際に、今回がデビュー戦で母国GPでもあるSpykerWinkelhockはグリッドにつかずタイヤ交換のためピットスタートを選んだ。

そして、レースがスタートしたとき、雨が急激に降り出した。
予報よりもわずかに早かった。
チームにとって母国GPであるBMWの2人がチームメイト同士でクラッシュしたことから始まり、その後コースオフやクラッシュが次々と見られた。

そして、晴用のタイヤから雨用のタイヤに交換するため続々とピットインしてきた。
そのとき、なんと、FerrariMassaがピットインしようとした際に挙動を乱しピットロードからはずれへメインのコースに戻ってしまいピットインできなくなってしまった。
FerrariRaikkonenSUPER AGURI佐藤琢磨はなぜかピットインしなかった。

一番得したのは、今回がデビュー戦のWinkelhockである。

その後、ハイドロプレーニングにより続々と同じところでコースアウトしたマシンが出てきだした。
その中に、Hamiltonがいた。
まさかここまで強い雨になると思っていなかったのか、ほとんどが小雨用のタイヤだった。

そしてついにSCが出た。
このとき奇跡か、Hamiltonはコース復帰できた。
と、そのときだった。
雨があまりにも強くなったため、ついに赤旗中断となった。
Winkelhockにとっては、せっかく稼いだアドバンテージを失うこととなった。

そして数分後、雨が小粒になり、日がさしてきたとき、レース再開の時間が14時35分(日本時間21時35分)と決まった。
だが、その数分後にまた雨が降ると予報された。

そして、SC先導でレースが再開された。

Winkelhockの後ろにはMassaがいて、さらにその後ろにはMcLarenAlonsoがいる。
Winkelhockがどこまで1位をキープできるかが見ものだ。

タイヤは小雨用が多い中、中には大雨用もいた。
大雨用で出ていた人の中で、まず、BMWHeidfeldが大雨用では無理と判断し小雨用に履き替えた。
その後、大雨用で出ていた人が次々と小雨用に履き替えた。

そしてなんと、Hamiltonが小雨用から晴用に履き替えた。
Hamiltonは賭けに出た。

その頃、これから30分は雨が降らないという予報が出た。
さっきと言っていることぜんぜん違うじゃないか!!

そしてSCがピットに入りレースがスタートした。

Winkelhockは次々と抜かれていた。
晴用のタイヤで賭けに出たHamiltonも次々と抜かれ、せっかく同一周回に戻ったものが周回遅れに戻ってしまった。

そして、その数周後、路面が乾きだし次々と晴用のタイヤに履き替えてきた。
だが、ピットロード出口周辺はまだ路面が乾いていない箇所が多いため、ピットアウト直後に軽くコースオフしてしまう人もいた。

その後、Winkelhockはマシントラブルが発生したためマシンを止めた。
Winkelhockにとっては内容の濃いデビュー戦だったことだろう。
ちなみにSpykerWinkelhockは今回の1戦だけで次回はまた別のドライバーを出す予定であるらしい。

その数周後のことだった。
TOYOTAR.SchumacherがスタートのときにBMWKubicaを弾き飛ばしたBMWHeidfeldに弾き飛ばされてリタイヤした。
またしても母国GP同士だった。
そしてその後、佐藤もリタイヤしていた。

そしてしばらく経ったときのことだった。
Raikkonenがギヤボックスにトラブルを抱えていたのか、ペースが落ちていた。
そして、ピットインした際、ガレージまでいけずピットレーン入り口でマシンを止めた。
映るたびにカメラを意識していた(?)Michael Schumacherも残念そうな表情を浮かべていた。
RaikkonenはこのNurburgringサーキットとは相性が悪いようだ…

だが、ここである問題が起きていた。
それは残り時間に関することである。
F1ではレース開始から2時間経過してもまだレースが終わっていなかった場合はFINAL LAPとなる。
現在のF1のルール上では赤旗が掲示されている間も残り時間が減ることになっているのだが、今回はこの間残り時間のタイマーが止まっていたことが判明。
これは一体どういうことなのだ?
2時間で終了ではなかったのか?それともこの時間でやっていくことになるのか?
これによりガソリンの搭載量がかわってしまう。
RENAULTはチームメイト同士でガソリンを積む量を変えていたりまでしている。

しばらく経ったそのとき、コース上にRENAULTのマシンのホイールのカバーが落ちていた。
落とし主はFisichellaだった。
Massaは直前にそれよけていた。
だが、Hamiltonが踏んでしまった。

そのときのことだった。また雨が降ると予報された。
コースの一部ではすでに雨が降り出していた。
そのとき、5位を走っていたRENAULTKovalainenが小雨用に履き替えた。
Kovalainenは賭けに出た。
8位でコース復帰したKovalainenは、チームメイトのFisichellaに交わされた。
だが、雨が強くなってきた。
さっきから天候を心配していたRBRChristian Horner代表(たぶんWebberが3位を走っているから)や、なぜかうれしそうなRENAULTFlavio Briatoreスポーティングディレクター(たぶん賭けに成功したから)の姿が見られた。
そして、マシンが次々とピットインして晴用から小雨用に履き替えてきた。
そのときのことだった。2位のAlonsoが1位のMassaを交わそうと試みていた。
このとき、残り周回数は6周、時刻はちょうど16時(日本時間23時)だった。
だが、レースは続いていた。
1996年モナコGP以来(私の記憶の中で)の2時間で打ち切りにはならなかった。
(ちなみにこのとき優勝したのはOlivier Panisであり、Panisにとってこれが最初で最後の優勝だった。このときも天候の変化によりレースが大荒れとなった。)

1997年モナコGP以来の2時間で打ち切りにはならなかった。
そして、AlonsoMassaを交わして1位になった。
後ろでは、RBRWebberWilliamsWurzとの3位争いが行われていた。

そして、Alonsoが優勝し、2位にMassaが入った。
そして、最後の最後まで3位争いが続いていた。
最終シケインで3位にいたWebberがミスしてしまった。
4位のWurzにチャンスかと思ったら、Webberはなんとか3位を守り抜き、自身2度目の表彰台となった(デビュー戦の特例は除く)。
5位にRBRCoulthard、6位にHeidfeld、7位にKubica、そして最後の最後に賭けに出て一度は順位を落としたがその後順位を取り戻したKovalainenが8位に入った。

その後、表彰台でシャンパンファイトを終えたときのことだった。
Alonsoが表彰台の上から下にいるチームの人にシャンパンを落として渡したとき、チームの人は受け取るのに成功した。
Webberも表彰台の上から下にいるチームの人にシャンパンを落として渡そうとした。だが、チームの人は受け取るのに失敗しシャンパンを落としてしまった。
表彰台に上がる回数の少ないRBRにとって慣れていなかったからだろう。
だが、ボトルは割れずにすんだ。

そういえば、今回Massaは喪章をつけていた。
一体何があったのだろうと調べてみたら、先日起こったブラジル最大の飛行機事故で亡くなった191人に敬意を評して喪章をつけたそうだ。
謹んでご冥福をお祈りします。
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by utmich | 2007-07-23 00:43 | F1

Formula Nippon第5戦

7月8日に鈴鹿サーキットでFormula Nippon第5戦が行われた。
私は生中継を見たかったが、8日は仕事の都合で見られなかった。
いや、休みでも見られなかった。
なぜなら、Formula Nippon第5戦の生中継はJ Sports ESPNで放送された。
だが、私はJ Sportsに契約しているものの、J Sports1、J Sports2、J Sports Plusは見られるが、J Sports ESPNは見られない契約内容だった…

さて、私は今回あることを楽しみにしていた。それは、今度こそmobilecast IMPUL松田次生の地元初優勝がかなうのか、ということ、
そして、今回から車両規定が一部変更されることによりレースの見所であるオーバーテイクがいつも以上に見られるか、ということである。
地元初優勝を狙っている松田はPole Posionからのスタートである。

現地は曇り空の状態で気温28度、路面温度40度であり、蒸し暑い状態である。
今回は約250kmのスプリントレースであり、無給油で走りきることが可能である。
ちなみに第2戦のときも250kmのスプリントレースだった。そのときはSG 5ZIGENの2台がタイヤ交換と給油のためにピットインした。だが、ベストラップ順では1位と2位だったが順位は決していい位置ではなかった。
今回も無給油のほうが有利なのだろうか?
ピットインはするが、無給油でタイヤ交換だけで済ませるという選択肢もある。というのも、Formula Nipponではピット作業を行う人数に制限がある。
給油をするときはタイヤ交換2人、給油2人で行うが、給油をしないときは4人がタイヤ交換を行うことができる、ということになるからである。


そして、42周で行われるFoumula Nippon第5戦がスタートした。
7番グリッドからスタートのDHG TOM'SAndre Lotterorと6番グリッドからスタートのArabian Oasis IMPUL本山 哲がいいスタートをしてmobilecast IMPUL2台の後ろについた。
そんな中、後方ではSG 5ZIGEN平中克幸が接触したのかフロントウィングがなくなっていた。
その後、INGINGRonnie QuintarelliTeam LeMans片岡龍也がスローダウンしてリタイヤした。
いいスタートを切ったはずの本山もトラブルを抱えているのか、Lotterorに抜かれ、PIAA NAKAJIMA小暮卓史にも抜かれ、RECKLESS CERUMO立川祐路にも抜かれ、PIAA NAKAJIMALoic Duvalにも抜かれた。

5周目に突入したとき、3位のLotterorが2位のmobilecast IMPULBenoit Treluyerを捕らえていた。
車両規定変更の影響で、変更前と比べて後ろのマシンが前のマシンを抜きやすくなっていた。
そして6周目に突入したとき、ついにLotterorTreluyerを交わして2位に上がった。
その後Treluyerは7周目に突入した際、4位を走っていた小暮にも交わされた。

そして、20周目のときのことだった。
松田がスプーンカーブでマシンを少しスライドさせてしまったが、松田は大きな問題もなくスプーンカーブを越えて行った。
その後、今度はTreluyerもスプーンカーブで大きく膨らんでしまい、Treluyerは後ろを走っていた立川に追いつかれた。
と、そのときだった。
Treluyerのマシンが大クラッシュしてしまい、マシンが前後真っ二つにちぎれ、コクピットのある前方はさかさまになっていた…
これにより赤旗中断となった。
mobilecast IMPULのガレージの中には、険しい表情の星野監督、両手で口を押さえている女性スタッフ、その他心配そうな表情のスタッフたちがいた。
F1カナダGPのときのRobert Kubicaは脳震盪と捻挫ですんだが、Treluyerは大丈夫なのだろうか…
ちなみにすぐ後ろにいた立川は無傷のようだ。
と、そのとき、Treluyerは自力で立ち上がっているという情報が入りまずは一安心した。

そして、レースが再開した。
まず赤旗中断の際の並び順の中の後ろにいる周回数が1周多い3台以外のマシンが行った。
レース用のエンジンはエンジン自体に冷却装置が付いていないのでこのままでは待っている3台がオーバーヒートしてしまうので、しばらくした後に3台がペースカー(セーフティーカー・SC)先導でスタートした。
先にスタートした中では1ストップ作戦をとっていたチームのマシンが次々とピットインしていった。
と、その中にmobilecast IMPULは1位を走っていた松田を入れる準備をしていた。
SCのランプが消え、再スタートとなったそのとき、1位の松田はピットに入らず、2位のLotterorと3位の小暮がピットインした。
Lotterorは何の問題もなくピットアウトしたが、小暮はエンジンをストールしてしまいかなりの時間をロスしてしまったため戦線離脱となってしまった。
一方コース上では松田立川が先頭争いをしていた。
松田はまだピットに入っていないが、立川はすでにタイヤ交換を終えているが給油はしていない。
聞いた話によると、立川は燃費が一番悪い走りをしているらしい。
と、そのとき、mobilecast IMPULのピットクルーがピット作業のために準備していたものを片付けていた。ダミーで周囲をだます作戦に出たのだろうか?
そして数周後、2位を走っていた立川が2度目のピットインを行った。今度はタイヤ交換と給油を行った。
これで2位に上がったのは本山だった。本山の前にいたマシンはみんなピットインしたので、本山の前には誰もいなくなった。
だが、マシンが軽い松田は2位の本山との差をだんだんに広げていった。
その後、mobilecast IMPULのピットクルーが再び松田を入れる準備をしだした。
だが、松田はすぐに入らず限界まで引っ張っていた。
そして33周を終えたとき、松田がやっとピットインした。
その間、本山が通過し、DoCoMo DANDELIONBjorn Wirdheimが通過し、その後次々とマシンが通過していった。
そして、松田CARCHS KONDOJoao Paulo Lima de Oliveiraのすぐ前の6位でコース復帰した。
36周を終えたとき、松田は4位のDoCoMo DANDELIONFabio Carboneのすぐ後ろについていた。
松田Carboneを交わそうと試みるが、Carboneもなかなか譲らない。
そして、40周目に入ったとき、松田はやっとCarboneを交わすことができた。
次に松田が狙うのは、3位争いをしている4位のArabian Oasis IMPULMichael Krummと3位のARTA井出有治である。
松田はだんだん近づいてきて、松田Krummを交わして今度は井出を狙おうとした。
だが、このときすでにFINAL LAPに突入していた。
本山は1位でレースを終え、Wirdheimは2位でレースを終えた。
そして3位争いが最後の最後まで続いていた。最後に松田井出と軽く接触してしまった影響で松田が失速し、井出が3位をキープした。
井出と接触した松田Krummに抜き返されそうになったが、松田はわずか僅差で4位を守り、Krummは5位で終えた。
6位はCarbone、7位はde Oliveira、8位はTeam LeMans高木虎之介となった。
入賞圏内にいる中で、給油をしたドライバーは松田だけだった。
というわけで、今回も無給油作戦で行ったほうが圧倒的有利という結果に終わった。
とはいえ、今回は赤旗中断があったため、かなり影響が大きかったことだろう。

最後にもう1つ突っ込んでおきたいことがある。

コラー!井出有治!!
表彰台で帽子を投げ飛ばしていたが、投げ飛ばした先がDoCoMo DANDELIONのチームスタッフが集まっていたところに行ってしまうとはどういうことだ!!
おかげで表彰台で司会をしていた人が“すいません、DoCoMoの方、その帽子は、どこか、ほかの、チームに…”と言わなければなくなってしまったじゃないか!
その後、賞金ボードを受け取ったあとに撮影のためボードを上に掲げているときに、ボードが服部監督の前にかぶっていたじゃないか!!

服部監督は何回かよけてみたあと、井出にもう少しずらせというアクションをしていた。

それにしても、Treluyerは右ひざの打撲と小指にひびが入っただけですんだということで安心した。
とはいえ、本当に大丈夫なのだろうか、非常に心配な気持ちになってきた。
と、そのとき、私は中嶋監督が出ているCMを見て思わず笑ってしまった…
私っていったい…
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by utmich | 2007-07-10 15:42 | Formula Nippon

F1イギリスGP

私は今回のイギリスGPはどうなるのか、いつも以上に楽しみだった。
というのも、今回は仕事の都合で生中継を見ることができなかったので帰宅後に録画してあるものを見ることになっていたので、早く見たいという気持ちでいっぱいだった。
今回母国GPのPole PositionからスタートのHamiltonはどうなるのだろう、今回限りでクビになる最後尾スタートのAlbersはどんな最後になるのだろう、などといろいろ思いながら家路に着こうとした。
ところが、自宅に着いたときのことだった。入り口の新聞受けからはみ出ていた新聞に書いてあった“ハミルトン”の5文字が目に入ってしまった…
まさか、もう結果を知ってしまったのだろうか?
いや、今回はHamiltonの母国GPだから“ハミルトン”の5文字だけではどっちとも取れるだろう。
そう思いながら、私はイギリスGPを見ることにした。

現地は気温22度、路面温度43度、湿度41%という状態である。イギリスだからこの気温なのだろう。
そういえば、地方にもよるがイギリスでは私たちにとっては気温が低いと思えるくらいのときでもクーラーを最強につけているそうだ…

SUPER AGURI佐藤琢磨はマシンの調子が悪いためTカーに乗り換えたためピットスタートとなった。

スタート時のタイヤを見てみると、奇数グリッドからスタートのMcLaren2台はハードタイヤ、偶数グリッドからスタートのFerrari2台はソフトタイヤと、チームによって作戦が分かれた。吉凶の分かれ目である。
ほかのマシンを見てみても、ソフトの人もハードの人もいたが、ハードからスタートするほうが多いようだ。
フォーメーションラップを終え、マシンが次々とグリッドに着こうとしたとき、黄旗が振られていた。
4番グリッドのFerrariMassaにトラブルがあったようだ。
フォーメーションラップはやり直しとなったが、Massaはマシンが動かないためピットスタートとなった。
これで実質McLarenFerrariは2対1で争うこととなった。
2回目のフォーメーションラップを終えるとき、TOYOTAR.Schumacherのマシンからオイル漏れによる煙が出ていたようだが、スタートには影響がなかったようだ。
そして、1周減算の59周で争われるイギリスGPがスタートされた。
ソフトタイヤを履くことによって序盤にかけたFerrariRaikkonenはスタートで前にいるHamiltonを交わすことができなかった。
ピットスタートのMassaはごぼう抜きで追い上げ、2周を終えたときには16位に上がってきていた。
12周目のとき、Massaが9位を走っていたTOYOTATrulliを交わして、Massaはシングルポジションに入った。
Massaのチームメイトの2位を走っているRaikkonenはだんだんに1位のHamiltonとの差を詰めていった。
一方、Hamiltonはなかなかペースが上がらず、15周目に突入したときにはHamiltonRaikkonenを押さえつけなければならないような形になってしまった。
16周目を終えたとき、Hamiltonがピットインした。タイヤはハードからハードに交換した。
と、そのとき、まだ給油ノズルが刺さったままというときにHamiltonのマシンが動き出してしまった。ロリーポップはまだ下がったままだった。
だが、マシンはすぐに止まり、前回のフランスGPのSpykerAlbersのようなことにならずにすんだ。

Hamilton、焦ったか?
(ロリーポップが“BRAKE”の面から“1st GEAR”の面に回転した時に上がったと勘違いしてしまったそうだ)
その翌周、FerrariRaikkonenがピットインした。タイヤはソフトからソフトに交換した。
Raikkonenのほうは何も問題なくピットアウトできたため、RaikkonenHamiltonの前でコース復帰した。
さらにその翌周、McLarenAlonsoがピットインした。タイヤはハードからソフトに交換した。
今度は何も問題なくピットアウトできた。しかもピットストップにかかった時間が短く済んだこともあってか、Raikkonenの前でコース復帰できたため、Alonsoが1位になった。

24周目のとき、TOYOTAR.Schumacherがピットインしてマシンを止めた。スタート前に煙が出ていたこともあり何かトラブルを抱えていたのだろうか?
TOYOTAにとっては自己最高の5番グリッドからのスタートだっただけに残念だったことだろう。

レースも半分を終えたころ、Alonsoが周回遅れのSTRSpeedWilliamsWurzを交わしていった。
Alonsoが周回遅れを交わした後、SpeedWurzが軽く接触した。
Wurzはそのまま走っていったが、Speedは大きくダメージを負ったようでコースから外れてマシンを止めた。

その後、SUPER AGURIDavidsonがピットインしたが、マシンにトラブルがあったためガレージに押し戻された。
これで母国GPのドライバーが1人減って、母国GPのドライバーはHamiltonRBRCoulthardHONDAButtonの3人となった。
と思ったら、Davidsonはまだコクピットに入ったままだった。もしかしたらもう一度コースに復帰する気か?

一方その頃2位のRaikkonenと3位のHamiltonの差がだんだんに広がってきていた。
1位のAlonsoと2位のRaikkonenとの差も広がってきている。
そして、残り22周というときにAlonsoがピットインしてタイヤをソフトからハードに交換した。
その後、なんとDavidsonがコースに復帰した。
これで母国GPのドライバーがまた4人そろった。
翌周にHamiltonがピットインしてタイヤをハードからソフトに交換した。
その頃見た目上1位を走っているRaikkonenはピットインする前に必死にペースを上げて走っていた。
そして、残り16周というときにRaikkonenがピットインしてタイヤをソフトからハードに交換した。
Raikkonenは余裕でAlonsoの前にコース復帰できた。
ちなみにその頃、Davidsonがまたガレージに押し戻されていた。

残り10周になった頃、いつの間にか5位にいたMassaが4位のBMWKubicaを捕らえていた。だが、MassaはなかなかKubicaを交わすことができなかった。

そして順位が変わらないままレースは終了し、Raikkonenが2連勝となった。
2位はAlonso、3位はHamiltonとなった。
ちなみにButtonは10位、Coulthardは11位、佐藤は14位、Albersは15位完走を果たした。
ドライバーズランキングを見てみると、前回のフランスGP終了時点では、
1位Hamilton64点、2位Alonso50点、3位Massa47点、4位Raikkonen42点
だったのが、今回のイギリスGP終了時点では、
1位Hamilton70点、2位Alonso58点、3位Raikkonen52点、4位Massa51点
と、RaikkonenMassaの順位が入れ替わった。

次回、ドイツのNurburgringで行なわれるF1ヨーロッパGPの決勝レースは、日本時間7月22日21時スタートです。

さて、レースを見終わった後、私は新聞を見てみた。そこには、
ライコネン逆転連勝 ハミルトン母国V奪った!!”(一部略)
と書いてあった。
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by utmich | 2007-07-09 13:43 | F1

Albers解雇、その理由は…

今朝、私は新聞を見て知った。
SpykerのChristijan Albersが今回のイギリスGPを最後にクビになる見込みになったそうだ…
私は、成績不振であった上に、前回のフランスGPで給油ホースを引きずってしまったからだな、と思っていた。
だが、クビにする理由はそのようなことではなかった。
約束していたAlbers側のスポンサー資金が半分しか届かなかったからである。
Spykerはオランダのチームであり、Albersはオランダ人であることから相当厳しい処分であることだろう。

さて、オランダ人ドライバーがいなくなったオランダのチームのSpyker、
Albersの後任は誰になるのかということだが、SpykerのテストドライバーはFairuz Fauzyはマレーシア人、Markus Winkelhockはドイツ人、Adrian Vallesはスペイン人と3人ともオランダ人ではない。(ちなみにSUPER AGURIとの二重契約問題等を理由にスーパーライセンスが発給されていないGiedo van der Gardeがオランダ人である。)
私は、この3人のうちの誰かになると思っていた。
以前F1に出場していたJos Varstappen(オランダ人)を起用するのではないかといううわさもあったが、Albersの後任は2001年にFormula Nipponに出場し、2005年にF1に出場、現在はWilliamsでテストドライバーを務めているインド人のNarain Karthikeyanを起用する予定だそうだ。

そういえば、今年Albersは7年間連れ添っていたマネージャーと決別していたが、これが影響していたということはあるのだろうか?
こういったことに詳しくない私にはわからない…

あと1つ思い出したのだが、聞いた話によると、インドではなぜかスポーツ活動の際インド国旗を身につけてはいけないという決まりがあるらしい。
だが、Karthikeyanのヘルメットの模様は、おもいっきりインド国旗である。
Karthikeyan本人は、“別に何も言われていないから大丈夫”というようなことを言っているらしい。
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by utmich | 2007-07-08 12:22 | F1

あきれた…、そして、ごめんなさい

7月1日に行われたF1フランスGPでSpykerのAlbersがピットストップ中に誤ってマシンをスタートさせてしまい、給油中でまだホースがマシンに刺さったままだったためホースを引きずって走ってしまう前代未聞のミスを起こしたことがあった。
国際自動車連盟(FIA)はAlbersに対しUS$6,800の罰金を科した。
だが、3度のワールドチャンピオンを獲得した元F1ドライバーNiki Laudaはスーパーライセンスを剥奪するべきではないかといっている。
Spykerの最高技術責任者(CTO)・Mike GascoyneもAlbersのミスには困惑したそうだ…

スーパーライセンス剥奪といえば、昨年SUPER AGURIから出場した井出有治がサンマリノGPでの接触事故を機に経験不足などを理由に(周囲の非難もあって)極めて異例のスーパーライセンス取り消し処分を受けたことがあった。
その井出に弾き飛ばされてしまったドライバーこそが、あのAlbersだった…

さて、次回7月8日に決勝レースが行われるイギリスGPにはAlbersはエントリーされているが、その次の7月22日に決勝レースが行われるヨーロッパGPにAlbersはエントリーされるのか?
ちなみにSpykerにはテストドライバーが3人いる。(SUPER AGURIとの二重契約問題等を理由にスーパーライセンスが発給されていないGiedo van der Gardeを除く)
Christijan Albersの運命やいかに?

最後に前回“Magny-Cours最後のF1フランスGP”で何も悪いことをしていなかったSpykerのピットクルーに突っ込んでしましまいました。
Spykerのピットクルーの皆さん、大変申し訳ございませんでした。
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by utmich | 2007-07-06 12:26 | F1

Magny-Cours最後のF1フランスGP

諸事情によりMagny-Coursで開催されるのは今年で最後となったフランスGPは一体どうなるのだろうか?
2戦ぶりに復帰した4番グリッドからスタートのBMWKubicaはどうなるのか?
前回のUSA GPを最後に交代させられずにすんだ15番グリッドからスタートのSTRSpeedはどうなるのか?
同じく前回のUSA GPで黄旗区間で追い越しをしてしまったため今回10グリッド降格ペナルティで最後尾スタートとなったSUPER AGURI佐藤琢磨はどうなるのか?
などいろいろ楽しみである。

さて、現地は気温24度、路面温度36度、湿度60%であり、レース開始1時間前まで雨が降っていた。レース中いつ雨が降るのかが気になるところである。
開始1時間後ではないかと見ているところもあるが、終了間際に降り出すのではないかと見ているところもある。

レース開始直前にダミーグリッド上にいたSpykerSutilがマシントラブルによりマシンを降り、Sutilはピットスタートとなった。

スタート時のタイヤを見てみると、ほとんどがハードタイヤを履いている中、McLarenAlonsoAlbers佐藤がソフトタイヤを履いている。

スタート後、3番グリッドスタートのFerrariRaikkonenが2番グリッドスタートのMcLarenHamiltonを交わし1位のFerrariMassaと2人でFerrari上位2位となった。
その後、後方ではSUPER AGURIDavidsonSTRLiuzziに追突してしまい、Liuzziは弾き飛ばされてしまいリタイヤした。
前方ではRENAULTKovalainenTOYOTATrulliと接触してしまい、Kovalainenはピットインした際タイヤ交換と給油だけですんだが、Trulliはピットインしたときノーズ交換のためノーズをはずした後Trulliはマシンを降りてリタイヤした。

10番グリッドスタートのAlonsoは、KovalainenTrulliの接触により8位に上がり、WilliamsRosbergを交わして7位に上がった。さらに6位を走っているBMWHeidfeldを交わそうと試みているが、Alonsoは細かいミスを連発しているようでなかなかHeidfeldを交わせない。

1位のMassaは2位のRaikkonenとの差をどんどん広げていて独走状態となっていた。

17周目突入するとき、Hamiltonがタイヤ交換と給油のためにピットインした。その直後にAlonsoもピットインした。Hamiltonは65リットル20周分、Alonsoは71リットル22周分のガソリンを積んでいたようで、2人ともハードタイヤである。

20周目に突入するとき1位を走っていたMassaがピットインした。77リットル23周分のガソリンを積んだようだ。
このとき佐藤もピットインしたが、なぜか時間がかかっていたようだ。
3周後にRaikkonenがピットインした。72リットル22周分のガソリンを積んだようだ。
フランスGPは70周で行われるので、ほとんどの人が2ストップで行くようだ。

しばらく経ち、30周目のとき、ピットアウト直後のSpykerAlbersが止まっていた。
原因は、給油のノズルがまだマシンにささったままピットアウトしてしまったことによるものだった。
何やってるんだ、Spykerのピットクルー!
その中にいるロリーポップを持っていた人!お前給油のノズルがまだ外れていないのをちゃんと見ていたのか?
給油担当の人も間違ってOKサインを出してしまったなんてことはなかったのか?

Albersはピットクルーのミスによりリタイヤする羽目にあった。
それにしても今年はピットクルーのミスが多いような気がする。
スペインGPのときもBMWのホイールナット締め忘れ事件があったことだし。

33周目のとき、まだピットに入っていなかったHONDAButtonがやっとピットインした。翌周にチームメイトのBarrichelloもピットインした。
2人ともハードタイヤからハードタイヤに替えていたので変則的な2ストップのようだ。

36周目に3位を走っていたHamiltonがピットインした。その直後に5位を走っていたAlonsoもピットインした。
Hamiltonはハードタイヤであることから、Hamiltonはソフトタイヤに履き替えるためにもう一度ピットインしなければならない。
一方Alonsoはピットストップの時間が長かった。すでに2種類のタイヤを使用しているため残りを走りきるためのガソリンを積んでいたのか(FIAの表示によると107リットル33周分)、それともピット作業にトラブルがあったたのか?
そのせいか、Alonsoは細かいミスを連発しているような感じだった。

44周目にMassaがソフトタイヤに履き替えた。だが、少し時間がかかったようだ。
その後、次々とソフトタイヤに履き替えるためにピットインしてきた。
そして47周目にRaikkonenがピットインした。Raikkonenのときのピット作業は短い時間で終えることができた。
してその結果、RaikkonenMassaの前でコース復帰し、Raikkonenが1位になった。

52周目にまだハードタイヤしか履いていなかったHamiltonがやっとソフトタイヤに履き替えた。
Hamiltonは3位のままコース復帰した。

残り13周となったそのとき、Speedがマシンを止めていた。
すでにエンジンが止まっていたようだが、何があったのだろうか?
今回STRはフリー走行2回目の順位はSpeed3位、Liuzzi5位ということもありかなり期待していたのだが…

残り12周のとき、6位のRENAULTFisichellaに追いついたAlonsoが必死に交わそうと試みていた。
そのころ先頭では1位のRaikkonenと2位のMassaとの差がだんだんに開いていき、Raikkonenの独走状態となっていた。
3位のHamiltonはペースが上がらず2位Massaとの差がだんだんに広がってきていた。そのせいか、Hamiltonの前に周回遅れのRBRCoulthardがいるのにもかかわらず青旗が出ていなかった。

そしてこの後特に大きな動きはなくレースは終了し、Raikkonenが開幕戦以来の優勝、2位にMassaが入りFerrariの1-2フィニッシュとなりました。
Hamiltonも3位をキープした。
Alonsoは結局Fisichellaを抜くことができず7位に終わった。
今回復帰戦のKubicaは4位、佐藤は16位でした。
ちなみに雨は降りませんでした。

そして、表彰式を終えたときのことだった。
シャンパンファイトを終えた後、ビンに残っているシャンパンをチームの人たちの分として表彰台の上から下にいるチームスタッフへシャンパンを渡すためにビンを上から落として渡している。
だが、優勝したRaikkonenのシャンパンを受け取ろうとした人が受け取るのに失敗して落として割ってしまった…
Raikkonen“せっかく優勝したのに…”と思っていたことだろう。

ちなみにチームメイトのMassaが渡した分はちゃんと受け取っていた。

さて、今回1-2フィニッシュを果たしたFerrariですが、北米2連戦のときは成績が悪かった。
その原因の中の1つに、なんと、本社の風洞設備が故障していたために空力関連のテストができなかった、というのがあったそうだ。


そういえば、今年エントリーされているドライバーの中にフランス人が1人もいない。
昨年はSUPER AGURIのFrank Montagny1人だけだった。
経験不足や周囲からの非難などによりきわめて異例のスーパーライセンス取り消し処分を受けた井出有治の代わりに出場していたMontagnyは当初の予定ではフランスGPに出場しないことになっていたのだが、このままでは記念すべき100回目(戦前含む)のフランスGPにフランス人がいないからどうしてもとFIAに言われたため出場することになった。
これにより、山本左近のF1デビューが1戦延びてしまった。
ということがあった。

次回イギリスGPは決勝レースは日本時間7月8日21時スタートです。
この日はFormula Nippon第5戦が行われる日でもある。
私はもちろんライブ放送を見るつもりでいたが、
仕事の都合で見ることができなくなってしまった…
私が仕事の都合でF1を見ることができなくなったのは、確か2003年以来だったと思う。
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by utmich | 2007-07-02 00:05 | F1