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ぶっつけ本番

井出有治は今年SUPER AGURIからF1に参戦した。
だが、マシントラブルなどを理由にテストをすることができず、毎回ぶっつけ本番同様でレースをしてきた。
それが原因か、第4戦サンマリノGPでMF1のChristijan Albersと接触したのがきっかけで経験不足などを理由にスーパーライセンスを剥奪された。
その後井出はGP2の数チームと交渉していたが条件が折り合わなかったためどのチームにも入れなかった。
そんな中、Formula Nipponの2004年チャンピオンチームDoCoMo DANDELIONから話が来て、7月7,8日の第4戦からFormula Nipponに復帰することが決まった

だが、今年から使用されるマシンは昨年までと違いシャーシ(車体)とエンジンが一新されたものであり、井出はまだこのマシンを走らせたことがない。
しかも、次回の第4戦は今度の土日に開催されるため、事前にテストする時間がない。
あるといっても、予選開始前や決勝開始前のフリー走行のときだけである。
つまり、またしてもぶっつけ本番同様でレースに挑むこととなってしまう。

ところで1つ思ったことがある。
それは、レーシングスーツは間に合うのだろうか、ということである。
昨年、KONDO RACINGから出場していたJarek Janisが一旦チェコに帰国したがビザの都合で再入国することができなかったため急遽Ronnie Quintarelliを起用したことがあった。
あまりにも急だったため、そのときのQuintarelliのレーシングスーツはF3のときのものだった。
果たして、井出はどんなスーツでレースに出るのだろう?
レーシングスーツというものはドライバーの体形に合わせて作るものだから、そうすぐ簡単にできるものではないだろう。
(1cm単位で寸法直しを依頼するドライバーもいる)
もし、間に合わなかったため代わりのものを着るとしても、まさかSUPER AGURIのはいくらなんでも着られないだろう…
平中克幸が着ていたものを着なんて、もってのほかである。
レーシングスーツにはドライバーの名前と血液型が書いてあるものだから。
たぶん自前の何も書いていないものでも着るのだろう。

いろいろ書いたが、DANDELIONのマシンのサイドポンツーン(マシンの横の出っ張りの部分で中にはラジエーターが入っている)の側面にはキノコが並んでいる絵が描いてある、
というわけで、私はせめてもの願いということでキノコを使った料理でも食べることにしよう。
by utmich | 2006-07-07 03:11 | F1
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